オサガメ(Dermochelys coriacea)は世界最大のウミガメで、硬い甲羅を持たない唯一の種です。一生の大半を外洋で過ごし、クラゲを食べ、ほかのウミガメよりはるかに深く潜ります。スリランカでも産卵しますが、まれなことなので、ここで目撃できる機会はめったにありません。
オサガメはどうやって見分けますか?
オサガメに似たカメはほかにいません。大きな体と、隆起のあるゴムのような背中は見間違えようがありません。
- 大きさ:成体の甲羅は約1〜1.75 m、体重は約250〜700 kgです。
- 甲羅:硬い甲板の代わりに、小さな骨の層を柔軟な皮膚が覆っており、背中には7本の隆起が縦に走っています。
- 色:濃い灰色から黒で、白やピンクの斑点があり、腹側は淡い色です。
- ひれ:爪のないとても長い前ひれで、大洋全体を渡っていきます。
オサガメは何を食べますか?
成体が食べるのは、ほぼクラゲと、サルパやイカなどの体のやわらかい動物だけです。こうした餌はエネルギーが非常に少ないため、大量に食べる必要があり、1日に体重の約73%に達することもあります。水中のビニール袋はクラゲのように見え、成体の約3分の1がプラスチックを飲み込んでいたことがわかっています。
オサガメはどのくらい深く潜れますか?
記録された最も深い潜水は約1,280 mですが、ほとんどの潜水は短く、数分しか続きません。オサガメはとても冷たい水の中でも餌を探せます。脂肪、血液の循環、絶え間ない泳ぎが体を温かく保ち、成体の体温が周囲の水より18 °C高かった記録もあります。爬虫類としては驚くべきことです。
オサガメはどのように産卵しますか?
メスは1シーズンに最大9回、約9日の間隔で産卵することがあり、これはウミガメの中で最も短い間隔です。1回の産卵数は約110個で、卵は約60〜70日でふ化します。
スリランカではどこでオサガメを見られますか?
見られることを前提に計画はできません。コスゴダ、インドゥルワ、レカワ、ブンダラの海岸で記録がありますが、産卵の頻度はアオウミガメやヒメウミガメよりはるかに低いものです。スリランカとニコバル諸島で産卵するオサガメは、インド洋の独自の個体群を成すと科学者が提唱していますが、研究はほとんど進んでいません。
訪問の計画には、ウミガメ観察や子ガメの放流のガイドをご覧いただくか、スリランカのウミガメ全種についてお読みください。
オサガメは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは、種全体として世界的に危急種に分類されていますが、この分類の陰には大きな差があります。東太平洋、西太平洋、南西インド洋の個体群を含むいくつかの個体群は近絶滅種とされ、北東インド洋の個体群は知見が乏しすぎるため情報不足とされています。主な脅威は、卵の採取、漁具による混獲、船との衝突、プラスチックごみ、海岸の人工の光です。本種はCITES附属書Ⅰに掲載されており、スリランカではすべてのウミガメが法律で保護されています。
オサガメを見かけたらどうすればよいですか?
- 距離を保ちましょう。産卵中のメスは簡単に驚いてしまうので、十分に離れ、進路に立たないでください。
- 明かりを消しましょう。海岸ではフラッシュや白色の懐中電灯を使わないでください。
- 報告しましょう。スリランカでの本種の記録は貴重なので、ガイドや地元の保護プロジェクトに伝えてください。
スリランカのほかのウミガメは、アオウミガメ、アカウミガメ、ヒメウミガメ、タイマイです。
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